ご覧いただきまして、ありがとうございます！ 「1957年製 ORVIS BATTENKILL BAMBOO 8’6″ 5 1/2oz」の出品です。 シリアルナンバーからすると、バンブーロッド界の巨人の一人であるウェス・ジョーダンが活躍していた時代である、1957年製のロッドのようです。 (シリアルナンバーと製造年はこちらを参考になさってください antiquerodandreels.com) インスクリプションが「Orvis Impregnated」「Battenkill」とだけ記載されているので、オービス本社でレストアされているものでしょう。 文字の上にコーティングがかけられているのですが、オービスのインプリブランクはコーティングが剥がれやすいので、古いモデルは文字が消えているかレストアされているものが多いようです(ちなみに、未レストアだとロッドの重さや指定ラインも書かれています)。 コルクグリップもきれいなので、レストア時に交換されていると思います。 ブランクはインプリですからとてもきれいな状態です。 10年ほどにe-bay入手してキャスティング練習に３～４回使いましたが、実釣には一度も使用していません。 おそらくスティールヘッドやサーモン用のロッドだと思われますが、メタルのリールシートが付いているのでソルトウォーターの使用も考慮されていたのでしょうか。 グラスやグラファイトが無い時代、オービスの樹脂含浸製法のバンブーロッドは実用性が高かったのでしょうね。 アクションはパワフルなミディアムアクションで、パラボリックともプログレッシブとも違う「強靭なフルフレックスアクション」とでも言ったら良いでしょうか。 繊細なイメージの多いオービスのフルフレックスですが、ラインウェイトが乗ると全体が弓のように曲がって、トルク感のあるループがぶっ飛んで行きます。 キャスティング練習はコートランドのWF8Fを使用しましたが、ちょうど良いバランスだと思います。 パワフルなアクションはもちろん、オービスバンブー伝統のコスメも気に入っていましたが、数年前に右手首を痛めて以来、このクラスのバンブーロッドを振り続けるのがキツくなってしまいました。 このまま眠らせておくのも惜しいので、どなたか実用品として使っていただける方がいればお譲りしたいと思い、低めの開始価格に設定して出品することにしました。 私の使用回数は少ないですが、中古で入手したロッドなので小さな傷はもちろんあります。 前述したようにブランクはきれいですが、メタルシートやフェルールの黒染め部には傷がありますし、アルミケースにはスレ傷が多数あります。 しかし、上記は決定的な不具合ではございませんので、お約束のノークレーム・ノーリターンでお願いします。 発送はロッドケースにプチプチを巻いて、おてがる配送ゆうパックの160サイズの予定です。 バンブーロッドはライトライン用のものというイメージがあるかと思いますが、技術や筋力に自信があれば高番手のバンブーはとても面白いものです。 この機会にぜひお試しください。 最後までお読みいただきありがとうございました。 よろしくお願いします。