【Wancher/ワンチャー】 世界樹万年筆 犀皮漆 螺鈿入り 青 日本の伝統工芸　F(細字） WANCHERより「世界万年筆 犀皮漆（さいひうるし） 螺鈿入り」をご紹介します。 天然木を削り出して作った「世界樹万年筆」に、多くの手間のかかる工程と 高い技術力を必要とする犀皮塗を手作業で1本1本施しています。 犀皮塗の要は塗に必要な天然漆にあります。 犀皮塗の完成には、野生の漆の木から採取された「生漆」でなければならないのです。 漆を塗ることで耐久性や堅牢性を高め、さらに生漆特有の光沢は、 時を経て使い込むことで艶を増し、経年変化を楽しむことができます。 今回の作品は従来の伝統的な犀皮塗の技法の他、福州の職人たちの新しい試み として犀皮塗に螺鈿を施した作品となっています。 犀皮塗と螺鈿の組合せは美しく、魅惑的な仕上がりです。 カラーは、赤上げ、青上げ、紫上げ、黒上げの4色があります。 こちらのページでは青仕上げをご紹介します。 こだわりは美観だけではなく、快適な使用感にもこめられています。 スッとボディエンドに収まるキャップと、軸の絶妙なバランス。 国産メーカー万年筆の軸長、つまり「ちょっと短め？」と思われる世界樹の軸は、 実は筆記するのに最適になるよう計算されています。 「ちょっと書くときは、キャップを外してサラサラ書く」 「じっくり書くときは、エンドにキャップをつけてゆったり書く」 といった使い分けができるのが、このバランスです。 自社で生産された羽根のように柔らかなペン先は、万年筆を持つ手に心地良い感覚を 伝えることで、創造を超える程の素晴らしい筆記をもたらします。 ペン先は6号サイズと呼ばれる大型ニブ。 スリットも長めでフレキシブル感をお愉しみ頂けると思います。 1. 野生の漆の木から樹液を採取し、ろ過精製します。 2. 下地塗のあと、凸を作るように漆を乗せて乾燥させます。 　この工程が最後の研ぎ出しで現れる模様に影響するため重要な作業となります。 3. 全体に隙間なく金箔を貼ります。 　これは模様を金色で縁取るための工程です。 4. 金箔の上から平らになるまで何層もの色漆を塗り重ねます。 　漆の層は30～40層までに及び、乾燥してから塗り重ねるので塗り終わるまでに数か月を 　要します。 5. 最後に研ぎ出して模様を浮かび上がらせます。 　その際、薄い金箔の線を消さないよう注意深く削り、磨き上げたら完成です。 中国の宋王朝時代、徽州（きしゅう）で栄えた犀皮漆器は、非常に高価な芸術品であり、 一般市民は手にすることのできない王室への献上品とされてきました。 徽州の職人たちが何世代にもわたって守り続けた犀皮塗の技法は、明清時代に最も発展し、 その後様々な要因で衰退することとなりました。 シンプルなフォルムに、塗ならではの手ざわり。 ほかでは味わえない華やかさ、渋さ、そしてぬくもりをお楽しみください。 犀皮塗は手作業での工程を経て、最後に丁寧に研磨をすることで独特の文様が 浮かび上がってきます。 ペンの表面には磨きの痕跡が見られることもありますが、それは犀皮塗の魅力でもあります。 *************************************************************** ≪≪商品詳細≫ ワンチャー世界樹万年筆&-漆- 犀皮漆 青 螺鈿入り ■万年筆■ ペン先 　： ステンレススチール サイズ 　： F(細字) 機構 　　： カートリッジ/コンバーター両用式 　　　　　　＊コンバーターは欧州規格 長さ 　　： 約140.5 mm （未使用時）/ 165 mm（筆記時） 径 　　　： 約17mm(最大径）/11mm（最小径） 重さ 　　： 約25g キャップ：ねじ込み式 色　 　　： 天然木・犀皮漆 付属品 　： 桐製ケース・コンバーター内蔵・カートリッジ３本・説明書 ＊お使いのモニター、撮影条件などの理由で実際の商品と 　若干色合いが異なる場合がございます。 ***************************************************************